聖なる夜に緊急事態!引越し任意売却 (任意売却事例⑤)
【埼玉県〇〇市 一戸建て 川島様(仮名)】
お問合せは奥様からの電話でした。
「住宅ローンが払えないんです…」
さっそくご自宅へ向かいました。
私鉄の小さな駅から徒歩5分、閑静な住宅街の物件。
40代後半のご夫婦、高校生と中学生のお嬢さんの4人家族です。
ご主人様の勤務先の業績が悪化、給料も下がる一方。
奥様がパートで家計を支えるも、他にある借金に娘の教育費もかさみ、いよいよ住宅ローンの支払いが限界に。
調べてみると住宅金融支援機構の他に銀行の担保もついています。
すぐに2つの債権者に任意売却の承諾をとり、販売をスタートしました。
知り合いの地元業者の個人投資家のお客様が、賃貸用の物件として快く買って頂きました。
契約が済み、決済日(引渡日)を12/26と定めました。
引越し先も川島様ご自身で見つけてきて順調でした。
季節はそろそろ師走。
私たちの年内の仕事も残すところ、川島様の物件の引渡しというところでした。
しかし、12/24のクリスマスイヴの深夜に突如連絡がありました。
「明日中(12/25)に引越しが終わりません」
驚いて翌朝に向かうと、まだ荷造りが全然終わってない状況。
なんとかしなければと、さらに社員数名が手伝いに行きました。
夜中近くまでかかりましたが、何とか終わりが見えてきました。
残りは私たちでやりますと小さなケーキを頂きました。
12/26の朝、買主様に室内を確認して頂き無事に決済することができました。
こんなクリスマスも悪くないなと、今では楽しい思い出の任意売却です。