今回は私が実際に経験したワンルームマンション投資の勧誘エピソードをお話ししたいと思います。（当時は今とは違い投資用不動産に関する知識は全くありませんでした。）

数年前の私が２０代の後半頃の話です。平日の午後でした。

当時私は、都内の不動産会社で営業の仕事をしておりました。

外回りの帰りの渋谷、JRの駅に向かう横断歩道の信号待ち中に声を掛けられました。

二十歳過ぎくらいのスーツ姿の女性で、聞けば新入社員で新人研修で名刺交換をしているとのことでした。

私も、新卒から営業職で似たような研修の経験もあったので、名刺交換をしながら大変ですねなどど軽く雑談をしていました。

そんな話をしていると、実は名刺交換の他にも、研修の一環で商品（新築ワンルームマンション）紹介の説明の練習も行っており、その練習に付き合ってほしいとのことでした。

この時点で私は不動産会社の社員であることも名乗っており、力にはなれない（買わない）と断っておりました。

が、それでもその女性は、商品紹介のアポイント１件でも研修の成績になるので何とかお願いしますと懇願されたため、自分もこんな時があったなと、ついOKしてしまいました。

翌日、指定された渋谷駅前のファミレスに向かうと、昨日の女性とその上司と思わしき２０代後半くらいの女性がいました。

挨拶を済ませると、早速上司の女性が商品の話していました。（商品説明の練習はどこに行ったのでしょうか？）

当時は違和感を覚えるくらいでしたが、今になって考えると説明が著しく少なかったと思います。（例えば収支の話をしているにもかかわらず、固定資産税の説明がありませんでした。当たり前ですが、説明されていた収支よりも悪くなります。）

一通り説明し終わると、いかがですかと聞かれました。

私は前日に話していた通り、購入しませんと伝えました。

なぜですか？どこが気になりますか？と購入する前提で質問を投げかけられました。

このやり取りを何度も繰り返し一向に返してくれません。

そもそも都合の悪いことは伝えない、聞いたとしてもの答えつつ話を逸らしながら購入を促す。

二人いる威圧感に加え、ほとんど一方的に上司の方が話し続けている。

私は気が強い方ではなく、このやり取りは仮にも私自身も不動産業者であるにもかかわらず、かなり恐怖でした。

最終的には、何を言われても買いませんよ。と逃げるように退出しましたが、中にはこのまま断れない人もいるかもしれません。

下手をすればその場で契約までさせられていた可能性もあります。

万が一このような状況に陥っても決して契約してはいけません。

検討する場合でも必ず持ち帰り、他の物件・会社と比較しましょう。

もしこのような状況で困っている、契約してしまっている方がいらっしゃいましたら任意売却コールセンターまでお気軽にご相談ください。

相談は早いほど事態を打開できる可能性があります。